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思いつきで色々書くかもしれない

野望を秘めた脱走者達 ピラカ

ブンブンハローブロチューブ

どうもアギキンです!

動いてないのに暑いよが終わってすごしやすい気温だよになったかと思えば動いてるのに寒いよな日もちょいちょい出てきました。

今回はちょっと最近は大箱だったりファンメイドモデルだったりが続いたので、久しぶりにキャニスターの製品を紹介したいと、思いマース!

 

あそれがこちら

 

 

 

 

 

ブルルルルルシュカー「Piraka(イエー

はいこちら2006年に発売したピラカですね。画面が野蛮すぎるので先日届いたおじさんのぬいぐるみの可愛さで中和しています。

ピラカはこのブログでも何度か触れているようにバイオニクルがアクションフィギュア路線に完全に舵を切った2006年の最初の製品です。ギアギミックを廃止した代わりに可動範囲は大きく拡大し、パーツもこれまで以上に新規の物が多くなりました。

デザイン面でもイニカと共にこれまでにない物で当時のブログでは賛否があったのを覚えています。しかしながらこのピラカの登場で世界観はさらに広がり、僕は当時「なんかヤバそうなやつらが来たぞ!」とワクワクした物でした(買ってもらえなかったけど)。

そして前年から怪しくなってきていたレゴジャパンバイオニクルに対するプロモーションはこの年からいよいよやる気が感じられないものになっていってしまいました。

反面海外ではかなり力を入れてプロモーションをしており、大幅な路線変更だったにもかかわらずシリーズで一番の売り上げを出したとか。

 

 

商品の前にまずピラカについて簡単に触れていきましょう

 

Piraka:ピラカ

マクータ(テリダックス)が死んだという噂を聞きつけ、ダークハンターを離反した6人のスカックディという種族の一団

手始めに戦力確保のためにマンガイアを訪れるが、そこでアンチデルミスとして残留していたテリダックスのテレパシーにより無意識下にイグニカの知識を植え付けられ、ボヤ・ヌイ島に向かう。

当時のプロモーション映像から愉快な印象を受けるが劇中では極めて残忍かつ一人ひとりが高い戦闘力を持つ集団であり、トーア・ヌーバはピラカに敗れ処刑寸前まで追い詰められている。反面チームワークは皆無に等しく、常に言い争いは絶えずメンバーは基本自分の利益しか考えていない。

ちなみにピラカという単語はマトラン語で「泥棒・殺人者」を意味するが、汚い言葉を通り越して使うことも憚られる単語とされている。

 

 

 

まずはザクタン

上記の通りこの年からアクションフィギュア路線に転換したためこれまでとは比べ物にならない可動範囲を持ちます。また、パールゴールドやサンドカラーといった今日でも幅広く使われるカラーもここが初登場とかなんとか。

ピラカはプロモーションでそれぞれ異名をつけられていましたが、ザクタンは"The Snake"日本では"ならず者"

しかしグレッグ氏はこの名称を好ましく思っていないようで、ファンの「これってダークハンター時代のコードネームですか?」と聞かれたとき「あの名称あまり好きじゃない」と直球で答えている。

眼を引くのはやはりこの頭部から背骨にかけてのゴムパーツでしょう

これまでの製品とは大きく違うことを象徴するアイテムですが、ゴムのため首の可動の妨げになったり、ビルドに使うには少々扱うのが難しい一品。そのためかジャンクパーツには時々切断されたものが入ったりしてます。

そんなゴムの頭部を外すと新規造形の頭部。むき出しの歯は地味に蛍光塗料が施されているのでぼんやり光る。そして頭部はボタンを押すことで発光しますが、これが当時激推されていたギミックで後述するキャニスターにはある仕掛けが施されていました。

ちなみにPVでは皮が剝がれた状態になんか機械で装着していましたが、この皮は生皮であり劇中では外すことは一切ありません。

ギアギミックがなくなった代わりに、ホーディかから片鱗はありましたが、ここから弾発射のアイテムが恒例化していきます。このピラカの共通アイテムはサモラランチャー

ビーダマンのごとくサモラスフィアを発射し飛距離も中々。今日でも見られる球体を発射するレゴのギミックの先駆けだとか。

またこの年はツールのモールドが他の年に比べてかなり凝ってものになっています。更にピラカのツールは右腕パーツの構造を利用することで180度回転させ2通りのモードにすることができるという仕掛け。ザクタンのスリーブレードシザーは文字通り三枚刃の鋏とクローの機能を持ちます。

おじさんのぬいぐるみも布団をかぶせることですやぴモードにすることができます

スカックディはマトラン等の他の存在に比べて有機成分が多いためピットミュータゲンの影響を強く受けるという設定があり、マーリヌイ編ではこんな悲しい姿になっております。

が、こんな姿でもジグラックの一団を全滅させています。

キャニスターはこんな感じです。パッケージデザインからこれまでとは大きく変わってアメトイ的雰囲気を感じます。そしてこのキャニスターのポイントは上部のTRY ME機能

これは実際に店頭に並んでいる商品で頭部発行ギミックを体験することができるというもので、僕もやりました(買ってもらえなかったけど)。

子供心には楽しく、購買意欲を刺激する考えられたデザインですが弊害として電池が消耗してしまい購入後すぐに電池がなくなってしまったというものもあったようです。

蓋のくぼみにはサモラスフィアを置けますが固定は無し。中央の頭部を模した部品は取り外せますがレゴとの互換はありません。

出産祝いにも喜ばれています。

当時から僕は好きなセットでしたが(買ってもらえなかったけど)設定や劇中での活躍を知ると更に好きになる人物。打ち切られたストーリーでは他メンバー共々黄金肌の者という超常の存在に融合してしまっていますがこんなおいしいキャラ(かつお気に入りと公言している)をグレッグ氏がそんな形で退場させるとは思えないので続いていたら分離していたかもしれません。

 

以下キャラ解説

ピラカのリーダー。非常に冷酷で知的な性格かつ秘密主義者でかなりのサディスト。それ故にメンバー全員から嫌われているが同時に恐れられている。

かつて奴隷として鉱山で使われていたところをシャドウドワンが見つけ、その瞳に憎しみと三美徳への軽蔑を感じた彼によってダークハンターにスカウトされる。更に彼から戦闘訓練から他者を騙し、操る術までを直々に叩き込まれたという経歴を持つ。

アヴァックを除く現ピラカメンバーと共にシャドウドワンの打倒を企てたことがあったが、計画を見透かされシャドウドワンの崩壊のアイビームで処刑されかけるが、ビームを受けても崩壊はせず何故か肉体が無数のハエ状のラヒ・プロトダイトに変化し、処刑を逃れる。以降ザクタンはこの肉体を使いこなし、攻撃の回避から飛行、飛散後の再構築も可能としたが、弊害として彼に体は常に揺らめき、声を出せば無数の声が重なって聞こえる。

ダークハンター時代に占領したマクータの要塞でテリダックスのユニバース支配計画が書かれた壁を発見、解読している為。他のマクータすら知りえなかったテリダックスの計画の全容を知る数少ない人物の一人であった。

スピリアーの実験の結果スカックディは他のスカックディと協力することでエレメンタルパワーを使用することが可能であり、ザクタンは大気のエレメンタルパワーを持つ。

 

 

続いてヴェゾック。プロモーションでの異名は"The Beast""けだもの"

バラッキのレビューでも触れたとおり基本構造から個別になるのは次の年からであり、この年はまだ大きな差異はないので以下は簡易的な紹介をしていきます。

ツールのウォーターハープーンは回転させることでバズソーに。ピラカのツールの中でも特に印象が変化するツールだと個人的に思います。

足のパーツがザクタンとは異なります。ここで登場した2種の足はピラカフットと呼ばれ以降のセットで大活躍と言っても過言ではない程に使われることになります。

 

 

以下キャラ解説

凶暴な面を持ちながらも冷静かつ優れた戦術家。だったのは少し前までのことで、マンガイアでの事故でヴェゾンと分裂して以降は短期で暴力的な面が表出するようになってしまった。

以降イグニカを探しながらヴェゾンとの再融合を図っていたが、逆にレイダックと融合され怪物の姿にされたりと散々な目にあわされた挙句、融合の槍はレイダックに破壊されてしまった。

ハカーンとはダークハンターになる前から面識があり、トーア要塞に一緒に盗みに入った際にエンシェントに捕まり仲良く入団させられた経緯を持つ。

一部のスカックディは実験の結果エレメンタルパワーの他に固有の能力が発現した者も存在し、ヴェゾックは時間制限付きだが他者の能力をコピーする能力を持つ。他スカックディと協力することで使えるエレメンタルパワーは水。

 

 

 

 

CMでセクシーに座っているのが印象的なトック。プロモーションでの異名は"The Drifter""流れ者"

個人的には一番イケメンな顔立ちだと思います。

ツールのアイスガンは回転させるとアイスペグに。戦闘以外に登山にも使うようです。

おじさんとシロコもおくるみに包むことで赤ちゃんモードになります

劇中ハチャメチャする二人です。

 

トック

他者と組むことを嫌い、それを通り越して他者が居るだけで苛立つほどに一人でいることを好む人物。それでいて自身の利益にために巧みに人と人を対立させることを得意としている。

劇中ハカーンと共にヴェゾックの能力を収めたサモラスフィアを使ってブルタカの能力を吸収したことで大幅にパワーアップしピラカも裏切る。ジャラーたちも手が付けられなくなり、2人を元に戻すために一時的にピラカとトーアが協力する事態にまでなった。最終的にザクタンが提供した力を逆転させるただ一発のサモラスフィアをヒューキーが2人に命中させたことで2人は元に戻り、渋々ピラカに戻った。

他スカックディと協力することで使えるエレメンタルパワーは氷。固有の能力として植物や岩など無生物に生命を与える能力を持ち、生み出した物を自在に使役することが可能。

 

 

 

一番厭らしい顔つきをしていると思うハカーン。プロモーションでの異名は"The Bully""荒くれ者"

グレッグ氏はこの異名が特に好ましくないようで理由は「こいつらいじめっ子とかそういう範疇に収まるような奴らじゃないでしょ」とのこと

ツールのラヴァランチャーは回転させるとエナジークローに

トックもですがこのギミックは遠距離+近距離の組み合わせのタイプが特に楽しい

哀しき事故

 

以下キャラ解説

ピラカの中でも一番の筋金入りのろくでなしで息を吐くように他者を裏切る性格。

常に自分の利益だけを考え、ボヤ・ヌイに出発する前に密かにダークハンターのエージェントを通じてシャドウドワンに自分たちの居場所と目的を密告しており、万が一の場合でも自分だけがダークハンターに戻れるように画策していた。

執念深い一面を持ち、ラリスカにダークハンター入団試験で恥をかかされたことをいつまでも根に持ち、メトロ・ヌイでの戦争でニディーキの裏切りをリカーンに伝えることで彼女の作戦を失敗させ、ボスにより罰で彼女が左腕を欠損する原因を作った。

他スカックディと協力することで使えるエレメンタルパワーは火。固有の能力として相手の精神を壊滅的に乱す力を持つ。

 

他のみんなに比べて顎が特徴的なアヴァック。プロモーションでの異名は"The Trigger""つわ者"

茶色はシリーズ開始当初からその色故に売れ行きが他に比べ芳しくなく、このアヴァック以降は色々と試行錯誤がされるため純粋な茶色はアヴァックが最後

ツールのサイズミックピカクスは名の通り削岩機とツルハシのモードを持ちます。

が、他のツールに比べると微妙に変形しきっていない気がしないでもない。

車返して

以下キャラ解説

誰かに指示をされることを極端に嫌い、権力者への反乱を喜んで行う。しかしながらシャドウドワン打倒計画から外されているあたり他メンバーからもあまり信用されていない。

元々はザカズで牢獄の看守として働いていたが、ある時収監したダークハンターを解放するために現れた部隊に敗れ、その時判明した能力に目を付けたダークハンターによってそのままオディナに連行され入団させられた経緯を持つ。

一流のエンジニアであり、ピラカが使用するサモラランチャーを作ったのは彼。デストラルサイクルというバイクをダークハンター時代に制作しオディナで乗り回していたが、ブラザーフッド戦争時に鹵獲されアントローズの手に渡った。

他スカックディと協力することで使えるエレメンタルパワーは岩石。固有の能力として相手の能力を把握していれば、その者の力を封じる脱出不可能な牢獄を大気中から作り出す能力を持つ。

 

 

 

最後にレイダック。他のピラカとは異なる眼鏡のような眼が目を引きます。プロモーションの異名は"The Tracer""曲者"

これまでの紹介でお気づきと思いますが、ピラカは基本カラー+ゴールドかシルバーかガンメタという組み合わせが2人づつの構成となっていました。

ツールはバズソー。その直球な名の通りバズソーのモードと回転させるとドリルのモードになります。

ノクターンの記事でも少しふれたとおりかなりのパワーファイターなのだ

以下キャラ解説

ピラカ一のタフネスと怪力を誇り、破壊を心から楽しみ、冗長な計画よりも敵を只管に打ち倒すことを好むせっかちな性格。実はかなり知的な面も持ち合わせており、シャドウドワンの建てたメトロヌイでのカノイドラゴン解放計画の真意を全て理解していた。

彼のせっかちさのエピソードとして、生命の寺院のある部屋で「6人全員がレバーを同時に引けば全員が、誰か一人が先に引けばその者だけが先に進める」仕掛けに直面した時、レイダックはタイミングを合わせようとしたザクタンら無視して一人レバーを作動させ自分だけ進もうとしたが、一人で引いたものも罰を受ける仕掛けだっため6人仲良く謎の液体に転落することになった。

暗視とサーマルビジョンを持ち、これによって驚異的な追跡能力を誇る。他スカックディと協力することで使えるエレメンタルパワーは大地。固有の能力として戦うことで相手の能力に適応する能力を持ち、異常なタフネスと合わさることで一度倒された手段では二度と倒れない。

 

 

 

 

 

はぁぁぁぁぁぁぁぁいということでピラカの紹介でした。

始めに書いたようにイニカと合わせて当時賛否が分かれたのもわかるような強烈な連中ですが、ここでギアギミック廃止とデザインの大幅な変更に踏み切ったことで以降のナイスデザインな方々が生まれたのかなとも思います。

それよりも個人的にはやはりこのデザインに見合った劇中での暴れっぷりやPVのユニークさに反した相当な実力者というキャラクターが大好きです(買ってもらえなかったけど)。

 

それではまた次回のアギキンTVでお会いしましょう!See You Next Time!!