ブンブンハローブロチューブ
どうもアギキンです!
直近でダークハンターを2人作ったり去年もファンモデルのダークハンターを結構作ったりとダークハンター強化ブログとなっていますが、今回は少々特殊な作品を紹介したいと思います。
あそれがこちら
ブルルルルルシュカー 「Phantom」????
はいこちらダークハンター「ファントム」と思われる作品ですね。
と思われるとはどういうことなのかと言いますと、「ファントム」となる作品がコンテストで入賞したことは間違いないようですが、どういった事情があったのか何故か書籍『Dark Hunters』では収録されず、デバステーター等後にレゴマガジンで紹介された組とも異なり世に出ることが無かった入賞作品が3作品ありました(入賞35作品に対して紹介されたのは32作品)。
その後『BIONICLE:Encyclopedia Updated』にてファントムの設定が載せられていましたが、作品自体は掲載されずその姿形は永遠の謎となった……
はずが時は3年ちょっと遡り2020年10月
かつてラヒビルディングコンテストにおいてファーナスサラマンダーで入賞したCasey Kinsey氏が当時ダークハンターコンテストに送って入賞したという証明と共に実際にレゴ社に送付した作品の写真を発掘したのである。
その作品が『BIONICLE:Encyclopedia Updated』にて記載されたファントムの特徴と一致することや、Casey Kinsey氏が作品と一緒に送った少年時代に考えた彼なりのこの作品の設定の一部がファントムの設定に採用されていることから「100%そうだとは言い切れないが限りなくファントムだと考えられる」作品がこのモデルなのだ。
そんなわけで話題となったこの作品ですが、上記の通り可能性は極めて高いが確定とは言い切れず、グレッグ氏の確認も取れていないため現状ファントムなのかそうでないのかも不明瞭なようです。
ちなみに何故書籍掲載されなかったかについては今後明かされることはまず無いと思いますが、ファンからは「レゴ社が投稿者が以前のコンテストで入賞していたことに発表直後に気付き、一人の作品が2つ公式化することを避けた」という考察がされています。
そんなわけでこのモデルが果たしてファントムなのかどうかは結局わからないのですが、デザインもナイスなことや証拠品が多々あったことから概ね受け入れられたようです。
かく言う私もデザインが良いなと思ったので今回作ったのですが、上記の通り公式に認定されているわけではないという事だけ再度言っておいて紹介していきます。
この仮称ファントムですがかなりの大きさを誇り、2003マトランと比べるとこれだけの差があります。関節はしっかりしている為足が曲がってしまうことはないのですがその分足の可動は横に開く以外はあまり動きません。
また写真でわかるように肩部分等はゴムで補強していたりしていますね(自分のは市販の輪ゴムだけど発掘された写真では正規品のゴムが使用されています)。
このゴム補強はラヒコンテストや他のダークハンターでも見られる技だったり
背中の翼は黒のシャフトを一度抜いて翼を開いて再度シャフトを挿すことで飛行モードにすることが可能。
通常時からかなり印象も変わりますし巨大なファイアグレートソードを用いている為迫力も十分。また変形機構も限定的な飛行能力という設定とマッチしている気がするぜ
特徴的な部位として体の各部にチューブパーツが使用されています。
制作者のCasey Kinsey氏は「飛行能力のエネルギーや筋力の増強のための液体プロトデルミスが循環している」と設定したようです。
実際のファントムにこれが反映されているかは不明ですが彼は実験体という設定の為、このチューブも実験体らしさを出していて良き。
右腕にディスクシューターと巨大な剣、左腕にロウツカランチャーを備えていますがこれらの詳細は不明
ロウツカランチャーについては掲示板でCasey Kinsey氏が「これにも何か設定付けたの?」と聞かれていましたが「かっこいいから付けよ!って感じだったと思う。」という回答でした。
肩幅の大きい細身の巨体というデザインがカッコいいモデルです。輪ゴム補強という力技ですがラクシ背を大胆に4つ用いた肩や各部のチューブによって曲線的な印象もあるのが美しい。
以下キャラ解説
「幻影」のコードネームを持つ。メンバーの中でも特に特異な出自のダークハンターであり、その姿からは考えられないが元マトラン
元々は高い技術力を持つマトランの集団『ニンラーゴースト』の一人としてニンラー島に住むマトランだった。ニンラー島にはトーアが滞在しておらずその事を危惧したゴースト達はある時に自分達で守護者を創り出す事を計画する。その計画で選ばれたのがファントムとなるマトランであり、エネルギープロトデルミスにさらされるといった様々な実験を受けた結果、ただのマトランであった彼は強靭な肉体・超人的視力・透明化・制限はあるが飛行能力を獲得する。目的であった守護者の創造に成功したゴースト達であったが、彼のあまりにもマトランからもトーアからもかけ離れた姿を見てなのか、自分達がしてしまった事を恐れ、恥ずようになり、実験体となったマトランを避けるようになる。
この事にショックを受けた彼は島を飛び出し、しばらく目的もなくただ世界を放浪していたようだがある時点でダークハンターにスカウトされ、以降「ファントム」としてダークハンターに加わる。
仲間達に改造され、恐れられ、避けられたという世界を憎んでもおかしくはない悲劇的な過去を持ちながら善良な心を失っておらず、ダークハンターの思想を信じてはいない。そのため任務を与えられることは稀らしく主だった活動記録は確認できない。
技術者としての高い能力はこの姿になっても失われていないようだ。
はぁぁぁぁぁぁぁぁいというわけでファントム?の紹介でした。
再三になりますがこれがファントムなのかそれとも他の名称も不明の2つの入賞作品のどちらかなのかや他諸々と正に幻影のようなモデルなのですが、ナイスなデザインなことは間違いはないです。
設定も中々悲劇の主人公の様になっておりますがこれがいろいろな事情で書籍掲載を見送られたことを不憫に思ったグレッグ氏が少しでもカッコいい感じにしたのかどうなのか、いずれにせよこのデザインでこの設定だとしたらかなりいかしたお方です。
それではまた次回のアギキンTVでお会いしましょう!See You Next Time!!