※2020年8月2日、記事内容を大幅リニューアルしました
はい、みなさんこんにちは!アギキンTVのアギキンです!
さて、今回レビューする商品はタイトルの通り「マクータ」ですが、かつてバイオニクルを買っていた方はマクータと言えばコイツを思い浮かべるんじゃないでしょうか。
僕もクリスマスに買ってもらいました
途中で購入をやめてしまった人もこのマクータがバイオニクルのストーリーの悪者だということはなんとなく覚えているかもしれませんね。
しかし実はマクータというのは種族名でこの画像のマクータはなんらかの理由で本名(テリダックス:Teridax)を使わずに種族名である「マクータ」を名乗っていたわけです。
そしてこのマクータという種族、2008年に8体商品化されておりまして今回はその8体を紹介したいと思いマース!
というわけでまずはマクータとはいかなる種族なのかを見ていきましょう
マクータ:Makuta
10万年前、マタ・ヌイによって"アンチデルミス"という物質から生み出された種族。同時に"ブラザーフッド・オブ・マクータ"が結成されミゼリックスがリーダーとなる。
種の特徴として、シェイプシフトやテレポート、ラヒの創造など多彩かつ非常に強力な能力と高い知能を有しているが、種族全員が産まれながら性格に難が有り、自分たちこそが世界で最も優れた種族だと思っており、他の存在を徹底的に見下している。慈悲深いクリカと武人の面を持つアントローズのような人物は極めて稀(特にクリカ)。とりわけトーアを憎んでいるがこれはクリカ曰く「嫉妬」と「羨望」
また、かつては肉体を有していたがある時期にガス状のアンチデルミスを本体とする姿に進化?しておりこれによって睡眠、飲食、呼吸を必要とせず更に疲労すら感じない生命体となった。
かつてはトーアと同じようにマクータ一人一人がそれぞれ割り当てられたユニバースの各地を守っていた。マクータがそこの住民と交流することは皆無に等しかったが、「マクータ」の名は治安維持には大きな役割を果たした。彼らは名を明かすことすら滅多になかったので、住民たちは「マクータ」と種族名で彼らを呼ぶようになった。
トーア・ヌーバが戦ってきた敵の中で間違いなく最も強大な敵だったと言える。
というわけで簡単なマクータの紹介となりましたので、ここからセットの紹介をしていきましょう!
テリダックスの命令でカーダ・ヌイに侵入した7人のマクータ達は2チームにわかれ、それぞれ行動を開始しました。
ファントカ:Phantoka
空中が舞台というわけで、ファントカマクータ達は全員巨大な翼を持った姿をしています。特徴としてシャドウマトランとの合体ギミックがあり、ペアのシャドウマトランとのセット買いが推されていました(トーアも同様)。
しかしレゴジャパンは当時なぜかシャドウマトランを国内で販売せず、パッケージには描かれているのに販売されていないという珍事態が発生した。2006年以降のレゴジャパンのバイオニクルに対する適当な扱いは目に余るものがある。
アントローズを隊長とするチームは世界の中心たるカーダ・ヌイの掌握及び天敵になりうる光のトーアの発生を防ぐためにアボ・マトランの村を侵略していた。順調に侵略は進んでいたが、トーア・マトロが命を賭けてイグニカを発動させたことでマタ・ヌイは一命をとりとめ、更にその時に発生した強烈な閃光でアントローズ、ヴァンプラー、チロックスは失明する。これをチャンスと見たマトランの生き残り達は攻撃を仕掛けるが、アントローズ達はシャドウリーチでマトランを変異させたシャドウマトランに目の役割をさせて復活。再び攻撃を開始するがその時、アータッカによってテレポートされたトーア・ヌーバが到着し、世界の命運を賭けた戦いが開幕した。
アントローズ:Antroz
パーツの破損から実際の商品と異なるパーツが使われている部位があります
ブラザーフッドの司令塔、アントローズです。
バイオニクルと言えば6色のボトルが記憶にある人がいると思いますがこいつは「赤」枠の商品ですね。ちなみにこの頃の発売方式は今までの製品と違っていまして、今までの製品はボトル6本全員同じトーアチームだったり同じ種族だったりでしたが、この時は3体マクータ、3体トーアという方式です。
この色合い、マスク、巨大な翼と誰が見ても強キャラとわかるデザインがナイス
バイオニクルといえばギアギミックによる腕や足を動かせたのを覚えている人もいると思いますが、この時期にはアクションフィギュアやデザイン面が強くなっていてギアギミックは廃止されています。そのかわりに毎回弾丸を発射する系のアイテムが共通装備として搭載されています。
そしてミスティカマクータ達の共通ギミックはこの胸部のトライダックスポッド
背面から押すことで肋骨上のパーツが開きトライダックスポッドが射出、床などに当たり割れることで内部からシャドウリーチが出てきます。このシャドウリーチはとりついた人の光を吸収し、影の存在に変えてしまいます。シャドウマトランの大体はこの犠牲者
ペアのシャドウマトランはラディアック。4足歩行という特徴的な見た目
合体させるとラディアックのボリュームもあって中々ゴツいです。
個人的にカノイの形状で顎が引けないため表情がちょっとつけにくいのがネック
以下キャラ解説
ブラザーフッドオブマクータの熟練した戦士で優れた戦術家。カーダ・ヌイ侵攻部隊のリーダー。相手を見下す傲慢な者が多い他のマクータと異なり、相手を見下し過小評価することを決してせず、戦闘においても卑怯な手を好まず純粋な自分の力だけでの戦いを好む武人というマクータとしては極めて珍しい感覚を持った人物。が、そこはマクータということでテリダックスが世界の支配を表明した時は早々にテリダックス側に付いている。
カーダ・ヌイにおいては戦術家としての力をいかんなく発揮し、失明という巨大なハンデを追いながらもトーア・ヌーバを苦しめた。
最期はテリダックスの謀略に気付き、バイティルに全員を連れて脱出させるように促すが見捨てられ、エネルギーストームによって死亡した。
かつて担当していた地域は、ルーダカの故郷である"ジア島"
装着しているカノイ・ジュトリンは無機物を腐敗させる能力。ジュトリンに限らずマクータ達が装着しているカノイは倫理に反している等の理由でトーアは基本的に装着しない。
趣味はバイク。
チロックス:Chirox
実際の発音はキーロックスが近いチロックスです。
もうお気づきの方もいると思いますが、従来のボトル製品は全員ツールや手足の長さ、マスク、色以外は同じパーツ構成という感じでしたが、このファントカシリーズの1年前のボトル製品からは1体1体が独自の構造を持つようになりました。
ペアのシャドウマトランはキロップ。元々はアボマトラン達のリーダーでした。
PVでのレーバ、タンマのペアとの戦いが印象的
以下キャラ解説
ブラザーフッドの最高科学者の一人。ラヒを生み出すことに長けており、2005年のボトル製品「ヴィソラック」はこのチロックスが生み出したラヒの一つ。
同じく科学者のミュートランとは昔は仲が良かったが、互いにラヒ製作で競い合うようになったり、彼の作るラヒが気に喰わないとかで徐々に険悪になっていった。
科学者だけあって知能が非常に高く、またアントローズと異なり戦士というわけではないので卑怯な戦法も平気で行う。更に制御が極めて難しいシャドウハンド(メトロヌイの伝説でテリダックスが使ってたアレ)の完全なコントロールを可能にしている。
ちなみにマクータのアンチデルミス体への進化の詳細を解明したのは彼(ミュートランは悔しがっていた)。
ファントカマクータの共通装備のトライダックスポッドと内部のシャドウリーチはミュートランとチロックスとトライダックス(未製品化)の共同開発
かつて担当していた地域はキートングの故郷だったがヴィソラックに滅ぼされたとある島
装着しているカノイ・シェレックは対象の会話能力と聴覚を一時的に奪う能力。
ヴァンプラー:Vamprah
ブラザーフッドの静かなる狩人、ヴァンプラーです。
3体の中で一番特徴的な姿をしているのでお得(?)
ペアのシャドウマトランは女性のガヴラ。アボマトランだったが性格が悪かったらしく、シャドウマトランが性に合っていたため元に戻れるとなった時も戻りたがらなかった。
翼を広げた状態で飾りたいキャラクターですね。
以下キャラ解説
戦闘を狩りのように考えており、わざと相手を逃がして戦闘を長引かせ狩りを楽しむ。ヴァンプラーにとって"マトラン"という言葉は"犠牲者"の別の言葉に過ぎない。狩りにおいて会話が邪魔と考えていて、喋ることはできるが会話はテレパシーで行う。
テリダックスの計画の邪魔をしようとするイカラックスをゴーラストと共に襲撃し、テレポートしようとしたイカラックスの原子をバラバラに吹き飛ばして殺害した(マクータのテレポートは対象を原子レベルに分解して目的地で再構成するという方法で、イカラックスは自身を分解した瞬間をフェルナスで制御を奪われ再構築できなくなっていた)。
最期はエネルギーストームが吹き荒れる中でさえ一言の言葉も叫びも発することなく絶命した。
かつて担当していた地域はダークハンターの本拠地”オディナ島”
装着しているカノイ・アヴサは対象の光、エネルギーまたはポジティブな感情を奪う能力。ヴァンプラー的には後者の使い方の方が好み。
ミスティカ:Mistika
クリカ、ゴーラスト、バイティルの3人はカーダ・ヌイ下層の"秘密の沼"に侵入した。3人は沼地に適応するために昆虫の姿に変身するが沼には生物を蝕み変異させる物質"ピット・ミュータゲン"が含まれており3人は姿を昆虫に固定されただけでなく、マクータとして持っていた様々な能力を失う。やがて沼にはタフー、ガーリ、オヌーが参上し世界の核”コドレックス”を開ける鍵"キーストーン"を巡ってクリカ達と激突する。
クリカ:Krika
「何故俺達がトーアを憎むか知っているか?__トーアは見返りを求めずに英雄でいられることができたが、マクータはその真似をすることしかできなかった… 故に俺達は貴様らを蔑み、殺す。俺達はトーアになれなかったのだから。」
結構いろんなポーズがとれるので遊んでいて楽しい人です。
ミスティカマクータはトライダックスポッドではなくニンラーゴーストブラスターを共通で装備しています。空気で発射する仕組みですが飛距離は中々
着弾した対象の機械部分の制御を一時的に奪う効果を持っています。ちなみにタフー達のは別仕様で使用者の想像したオブジェクトをエネルギーで形成する効果がある。
また、一応シャドウマトランとの合体ギミックはありますが劇中そういった描写はありません。
元々どんな姿だったのかがめちゃくちゃ気になりますが虫になってもイケメンな当たりかなりイケてる姿だったのでしょう。多分
以下キャラ解説
カーダ・ヌイ秘密の沼侵攻部隊隊長。トーア達にたいして羨みと憎しみの複雑な感情を持つ。かつてブラザーフッドがまだ世界の為に働いていたとき、マクータはその強さを人々達に畏れられながらも尊敬の念を抱かれており、クリカ自身もそのことを誇っていた。カーダ・ヌイでは利害が一致したイカラックスと協力し、計画を破綻させるべく行動する。
ミゼリックスの処刑を命じられた時、殺害せずにスピリアーと共に遠い島に監禁するにとどめたり、秘密の沼でも破壊されるであろうカーダ・ヌイから脱出するように敵であるガーリに促したりと残酷な連中が多いマクータの中で唯一と言っていい慈悲深い心を持つ。
テリダックスの企みに気付き、戦闘中の仲間たちに逃げるように必死に訴えるがテリダックスを盲信するゴーラストに裏切り者扱いされ殺害された。
かつて担当していた地域はユニバース最北の北大陸と、スピリアーが逃亡したため彼の担当地域だったピラカ達の故郷"ザカズ島"を引き継いだ。
装着しているカノイ・クラストは物体などあらゆるものを反射できる能力を持つ。一度に一つしか反射できないが強弱が調節でき、地面を反射することで飛行もできる。
多分CV塩沢兼人
ゴーラスト:Gorast
トレンクロム半島の"酸の滝の女王"ゴーラストです。
こんな見た目ですが女性です。透明な羽のパーツは軟質素材でできているため落下しても破損の心配は少ないですが、破損率が高いライムグリーンが手足に使われているので取り扱いは慎重に。
クリカと同じく変異前が気になる人。劇中ではオーダーオブマタヌイのリーダー・ヘルリクスに変身したりしてます。
以下キャラ解説
テリダックスを盲目的に信奉する女性マクータで、自分の死よりもテリダックスの計画の成功を重要視しているほど。テリダックスがブラザーフッドの実権を握った時、イカラックスと共にミゼリックスに付いていたマクータを全員処刑した。この時女性マクータはゴーラストを除いて全滅
変異の影響で他者から光を吸収しなければ生存できなくなっているため、タフー達が到着するまで沼に生息するラヒを片っ端から襲っていた。
クリカを裏切り者と断じて殺害するが、彼の警告通りマタ・ヌイが目覚めた瞬間カーダ・ヌイではあらゆるものを消し飛ばす威力のエネルギーの嵐が吹き荒れる。ゴーラストはテリダックスに捨てられたことに激しいショックを受け、茫然としている中嵐に巻き込まれ死亡した。
かつて担当していた地域はニディーキやマゼカの故郷で北大陸の南部分"トレンクロム半島"
装着しているカノイ、フェルナスは触れている対象のパワーの制御を一つ奪う能力。
タートラックという獰猛なラヒの群れに踏みつぶされた謎過去がある
バイティル:Bitil
ブラザーフッドの野心に燃える男、バイティルです。
名前のBitilは多分beetleからだと思われますが、甲虫というよりスズメバチ的な色合い。3人の中では一番変異の影響を回避したらしく2人ほど痛いハンデは負っていないとか
あと3体ほど買って能力の再現をしたい。
以下キャラ解説
他マクータの例に漏れず残酷で野心的な性格。アントローズかクリカが死ねば自分がその地位になれると考えている。テリダックスに付いたのもゴーラストと違って自身の昇進と名誉欲を満たすため。
その強さを仲間達からも恐れられており、左遷気味に価値のない島々の監視を割り当てられていた。当然この待遇に不満を感じており、今回の任務はチャンスと見ている。
アントローズ達を見捨ててテリダックスに自分の価値を証明しようとテレポートで脱出を図るが、エネルギーストームに焼かれて絶命した。
意見に賛同する時に壁に武器を投げつける妙な癖がある
かつて担当していた地域はミゼリックスが監禁されている"アーティダックス島"などが含まれている南部諸島の一部
装着しているカノイ・モーテラックは過去の自分を複数召喚する能力。
スワンプストーカー:Swamp Stalker
クリカ、ゴーラスト、バイティルの合体モデル。
ピットミュータゲンで変異した秘密の沼に生息するラヒの1体で、カイタ化したマクータというわけではない。
顎が動きます。破損気味のクリカとゴーラストをバラして組み立てるのは中々勇気の必要な作業でした。
以下ラヒ解説
主に南大陸を生息地としていたラヒで、グレートカタクリズムの際に多くの個体がカーダ・ヌイに落下し、沼の水で変異した。その結果元々強力だった顎が更に発達し、甲殻も形成された。変異した個体達はエネルギーストームで絶滅したようだ。
ミュートラン:Mutran
ボトル製品ではなくシャドウマトラン・ヴィーカンとのセットの箱製品
海外ウォルマート限定商品で要するに日本未発売
一応合体ギミックはありますがミュートランは失明を回避しているので劇中ではそういった描写はありません(イグニカ発動時は拠点に籠って手記を書いていた)。
上でも少しパーツの破損について触れましたが、この前のバラッキ、マーリの時期からボール受けは保持力が高くなった代わりに破損率が非常に高く、特にライムグリーンは恐ろしい破損率を誇ります。このミュートランにもライムボール受けが含まれているので組み立ては慎重に。
ディスプレイの為にシャドウリーチ後100体ほど欲しい
もう戻れないあの頃
以下キャラ解説
チロックスと同じくブラザーフッドの最高科学者。マッドサイエンティストであり、彼の作るラヒは危なっかしい物ばかりで代表的な物に、ある時岩状の生命体をうっかりジア島に忘れてきてしまい、まぁいいかとそのまま放置した結果巨大な人食い山に成長したものがある。
マトラン同士の戦争を雑魚のくせに何か必死にやってるぜと嘲笑ったり、アンチデルミス体に進化してパニックになっているバイティルをみて笑ったりとサディスティックな面が目立つ。
エネルギストームの解析と制御を試みて近づいた所、落雷に打たれて絶命した。
『ミュートランクロニクル(ミュートランの回顧録)』という彼の視点でブラザーフッドの歴史が語られるオンライン小説は現在も海外wiki等で読めるので是非
かつて担当していた地域は南大陸の中心部(後のボヤ・ヌイ島)だったが、ミュートランは研究に没頭していたのでまともに監視していなかった。
装着しているカノイはチロックスと同じくシェレック
イカラックス:Icarax
ミュートラン同様箱製品でこちらは海外トイザらス限定品、日本未発売
イグニカ発動時にはまだカーダ・ヌイに居なかったのでミュートラン同様失明を免れている。
ギアギミックが搭載されていて肘先のつまみを回すことで右手のロータティングシャドウブレードが勢いよく回転します。
クラーカンを付けているのでテリダックスと勘違い(劇中でもタフー達が一度テリダックスと間違えている)されるかもしれませんがこれには理由がちゃんと存在します。
10年前にめちゃくちゃほしくても手に入らなかった製品でして手に入った時は泣いて喜びました
以下キャラ解説
ブラザーフッド最強の戦士。他のマクータですらコイツとは白兵戦はしたがらないとのこと。劇中でもトーア・ヌーバと6対1で戦って完封し、ゴーラストとヴァンプラーの2人による攻撃も軽くあしらうなど尋常じゃない強さを見せつけている。
傲慢な性格が多いマクータ達の中でも特に傲慢かつ凶暴な人物で少々脳筋気味なのかテリダックスの複雑過ぎる計画を嫌い、自分こそはテリダックスよりも優れたリーダーになれると確信している。が、一度テリダックスに反逆を起こした時は彼の絡め手の前に敗北している(テリダックスはイカラックスの利用価値の高さから生かした)。
かつて担当していた地域はマトラン達の伝説で地獄と恐れられている"カルザーニ島"
装着しているカノイ・クラーカンはテリダックスに回収を任されたため装着しているだけで普段は死者からエネルギーを吸い取る能力を持つ掃気のマスクを着けている。
おまけ
テリダックス:Teridax
数年前に製作した自作のテリダックスです。足元が貧弱だから直したいと思いながら数年経ちました。
以下キャラ解説
ストーリーの一応のラスボス。直接対決することが無くても、どの時期の話でもなんらかの姿で登場し暗躍している。
ブラザーフッドの現リーダーでナルシストかつソシオパス、その精神性はタカヌーバ曰く「一切の光が差し込まない暗闇の迷宮」。自分以外の誰かが賞賛されたり崇められたりするのが我慢できない性格で、それがマタ・ヌイへの反逆につながった。ミゼリックスがリーダーだった時のブラザーフッドではやり方こそ過激な所はあったが世界と人々の為に良く働いており、ミゼリックスからの信頼も厚く、リーダーの彼を差し置いて「マタ・ヌイの弟」と呼ばれていたほど。生まれ持って燻っていた支配欲がバラッキの討伐以降肥大化していき、ミュートランからマタ・ヌイを眠らせる方法を伝えられたことで遂に世界の掌握を計画するようになる。
長い計画の末に遂にマトランユニバースを内包した"グレートスピリットロボット"の支配権を奪い世界を掌握し、マタ・ヌイを宇宙空間に追放する。「私には仲間も共に並び立つ者もいない」と称していたようにこの時点でアントローズ達だけでなく他のマクータ達も全員殺害した。
が、支配は長くは続かずバラ・マグナで自身の旧型のロボットを見つけたマタ・ヌイとの激闘の末に敗れ、死亡した(マタ・ヌイは道を違えたかつての同志を失った事を嘆いた)。
非常に高い実力を持っているが、慢心から結構負けることが多い。が、その敗北も計画の内に入っていることがある恐ろしい男(マジで負けたことや想定外の事態に陥った事はある)。
かつて担当していた地域は"メトロ・ヌイ"
装着しているカノイ・クラーカンは対象に恐怖心や怒りの感情を植え付ける能力。
原作者が他マクータの登場にあたって本名を明かしたところ、ファンから批判の声が出たとかなんとかで、もう一人本名不詳の大物がいるが同じ経験はしたくないとのことで未だに謎
アルティメットデューム:Ultimate Dume
2004年の箱製品であるクレッカ、ニディーキ、二ヴォーク&デュームの合体モデル
劇中数多くの姿を見せたテリダックスのメトロ・ヌイ編での最終形態です。
各所関節が負けてしまうためポーズが取りにくい難点はありますがそれを補う凄まじい迫力は必見。3体セットの限定品には特別なマスクが付属していたのですが僕は残念ながら未所持です。
以下形態解説
テリダックスがダークハンターのクレッカとニディーキ、ラヒの二ヴォークを吸収して形成した姿。恐ろしい風貌だが、一度に3人も吸収した(しかも内2人は強力な意思をもっていたであろうダークハンター)せいでその意識を抑え込むために大きくリソースを割いていたらしく、ワカマとの戦闘ではシャドウハンドしか使わなかった挙句、ワカマの策の前に敗北し一時封印される。
後に時のマスクの回収に来たワカマと利害の一致から共闘することになり、同じく時のマスクの回収と2人の敵討のためメトロ・ヌイに現れたダークハンター首領シャドウドワンと戦うが、その時にワカマにクレッカ達を殺したことを暴露されブチ切れたシャドウドワンに翼を粉砕され、戦争の開始を宣言された。
いつ頃かは不明だがマタ・ヌイ島でタフー達と戦う頃にはこの姿を放棄している。
ミゼリックス:Miserix
こちらも自作のブラザーフッド元リーダーのミゼリックスです。
自重で潰れてしまう悲しき運命を持っていましたが最近改善しました。
以下キャラ解説
ブラザーフッドの元リーダー。彼が作るラヒは爬虫類のような形態の物が多かったようで、その中には凶暴かつ強力な「タートラック」も含まれている。非常に知的かつ用心深い性格で、赤い竜の姿でいる事を好む。
テリダックスの反逆でリーダーの座から引き摺り下ろされ、処刑されそうになるがクリカの慈悲で免れる。しかし長い時間辺境の島に監禁されることになる。
カーダ・ヌイで決戦が行われている頃、ブルタカ率いる救出チームによって発見されて長い拘束から解放される。以降はテリダックスへの復讐に執念を燃やす。
担当していた地域は特になく、ブラザーフッド本部のデストラルに留まり組織を運営していた。
装着しているカノイは突然変異のマスク。対象の生物を変異させることができ、ミゼリックスでないと元に戻すことは出来ない。
はぁぁぁいということでマクータの紹介でした。デザインが非常にカッコイイことはわかっていただけたと思いますが、キャラ解説から今風の言葉で言えば非常にエモい連中だと思ったのではないでしょうか(特にクリカ)。
アマゾンでは異常なプレミアがついていますが、Bricklinkというサイトでパーツ単位で購入することもできますし、オークションなんかに出品されている事も有るので気になった方は是非。
今書いた事以外にもマクータは色々と業を背負っている連中なので海外wikiなどで調べてみてください。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!See You Next Time!