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『ザ・プレデター』の感想とか

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本日から映画『ザ・プレデター』が公開ということで早速観に行ってきました。核心部分は避けるつもりですが一応以下ネタバレ注意でお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論から言うと僕はかなり楽しめた作品です。プレデターと人間のドンパチが見たいってだけの人は楽しめる作品になっていますね。ただプレデターという異星人に今まで通りの方向性を求めていた方はちょっと苦手な感じの作品かもしれませんね。

世界観は1、2、プレデターズと同様で87年(1)及び97年(2)にプレデターの来訪があったことが記録されていると劇中で語られますが、別に過去作品を見ていなければわからないという事はないです。

まず人間側のメインキャラクターが主人公とヒロインとPTSDの兵士たちって感じなんですがプレデターに喰われることなく皆キャラクターが立っていましたね、序盤の下ネタ全開トークはかなり面白かったです。全員ちゃんとした見せ場というか活躍があったのはよかったですね、『プレデターズ』では本当に何もできずに死んでしまうキャラクターもいたので。

プレデターと言えば通常、地球を訪れる理由は"狩り"で特に強者との戦いを望み、その強者には敬意を払うという感じのキャラクターですが、本作に登場するプレデターともう1体の"アルティメット・プレデター"はそのキャラクターから外れています。プレデターの方は狩り目的でなく人類にある物を渡そうとして地球に来訪し、アルティメット・プレデターはそれを抹殺しにきた追跡者です。

このプレデターが人類に協力的(協力的と言っても普通に研究員や兵士を殺害しているためここら辺の行動は結構謎)という部分が難色を示す人がいそうですね、更にアルティメット・プレデターは女子供であろうが容赦なく攻撃し、果てにはある人物を自らの強化材料にしようと目論んだりと前作のバーサーカープレデター以上にプレデターの武士道精神からかけ離れた存在です。また、プレデターが人類が滅んだ後(もしくは滅ぼす?)に地球に移住を計画しているという事も明かされました。

このアルティメットはあらゆる惑星の強い生物の遺伝子を用いて強化されたプレデターのようで、前述したプレデターを裏切者と呼び抹殺するために追跡します。キャッチコピーの「一番強いヤツは、どこだ。」は映画を見る前だとプレデター特有の強者と戦いたい精神を表したように思えますが、映画を見るとその意味合いが大きく変わってきますね。

プレデターはよくトロフィーにするために獲物の頭蓋骨を脊髄ごと引き抜きます。本作ではそれは脊髄液(遺伝子)を採取するためと推測されていましたが、『2』では普通に船内に飾っていたり、とても遺伝子を採取していたようには思えません。このことから『プレデターズ』でプレデターにも種族があることが判明したように、プレデターにも狩りのみを生きがいとする者、遺伝子操作で更なる強さを求める者といった感じに派閥が存在すると思われます。

証拠隠滅の為に自爆したり、武器を失った場合は奪還を試みたりとプレデターは自分たちの技術が流出することを良しとしませんが、今作のプレデターは前述のように人類に技術提供を行おうとします。この点とアルティメットによる裏切者という呼称からこのプレデターは元々遺伝子操作してた側かもしれません。

 

感想というより考察みたいな感じになってしまいましたけどこんな所ですね、このプレデターの新しい面を受け入れられるかで大分評価は変わってきそうな気がします。ともあれ僕は面白いと思ったし好きな映画ですね。最初に書いたように前作を見てなくても楽しめる作品なのでプレデターを見たことが無いという人も見てみてはいかがでしょうか。