本日公開された『劇場版 仮面ライダービルド Be The One/快盗戦隊ルパンレンジャーVS
ルパパトも入れたらかなり長くなりそうだから取りあえずビルドだけ
以下ネタバレ注意
まぁ感想として真っ先に出てくるのはスタッフ戦兎曇らせるの好きすぎだろってことですね。TV本編でも限界まで曇らせたのに劇場版でも追い打ちをかけるかのように曇らせてきました。葛城とか自分なんだからもっとケアしてあげればいいのになんで便乗して追い詰めようとするの。
戦兎と万丈は相変わらずベストマッチな奴らでして最後のバカバカ言い合いながらのハイタッチとか最高でした。万丈の戦兎への思いは本編で十分に描いたからか今回は戦兎からの万丈への思いが濃密に描かれていましたが、精神がヤバい状態で万丈の事をボソボソ呟くのは重すぎると思う。
そしてエボルトがド外道のくせして最高にカッコイイ。大雨の中ブラッドの攻撃から戦兎を助ける姿は本当に痺れました(ここは前川さんでやって欲しかった気も少しある)。
ここにきてまた師匠面して戦兎を奮い立たせるけど自分が葛城パパ殺しておいて「そんなんじゃ親父さんが泣いてるぞ」はひどい。でもその後の戦兎の「お前に何がわかる!!」への「お前以上にわかってるよ。お前を創ったのは俺たちだからな。」はやっぱりかっこいい。ブラッド族への仲間意識は皆無でしたが知事のポジションにおいてあげてるのは人間の面白さを体験させてあげようとしたのかもしれない。
前川さんが忙しかったのか総出演時間は短いですがその短い時間に活躍が凝縮されています。
カシラと幻徳は本編に続いてギャグパートを務めて暗い空気が続く戦兎パートの清涼剤となっています。幻徳のギャグキャラ化はネット上で賛否を呼んでいますが、幻徳が映ってギャグをする度に子ども達(大人も)は笑っていたのでこれでよかったと僕は思います。
もちろんギャグだけでは終わらず、シザーズロストスマッシュをクラックアップフィニッシュで撃破しての「本気出させやがって…」は本当にかっこよかったし、カシラのボトルをフルに活用した戦闘ととどめも圧巻されました。
内海はかなり少ない出番(30秒あるかないか)ながら強烈なインパクトを残していきました。一連のシーンは劇場で一番笑いが起こっていたと思います(僕も笑っちゃいました)。
葛城パパに関してフォローが入ったのもいいのですが、何より戦兎のラブ&ピースの信条がこれだけはエボルト達に作られたものではなく、葛城パパから引き継がれたものだったっていうのは良かったです。
ブラッド族の3人も10年地球で過ごしたからか地球人エミュはかなりうまいですが裏方ばかりやっていて人と関わりが少なかったからか人間が面白いという思考は持っていなかったみたいですね。伊能の口からブラッド族は絶滅寸前と語られましたがマガジンのインタビューによればエボルトと今回の3人だけが生き残りとのことです。
というか普通に宇宙飛行士と分離とかせずに3人とも倒しちゃったけどエボルト同様本人とはすでに分離済みで擬態だったか、『ULTRAMAN』のザ・ワンのように完全に本人の肉体を乗っ取っていたかのどちらかでしょうか。
前述のようにカシラと幻徳の戦闘はめちゃまくりだったのですが、ジーニアスフォームがフルボトルの力を使って戦闘していたのも嬉しかったですね。そしてクローズビルドフォームなのですがまさかの物理的にBe The Oneな変身でしたが、変身もカッコイイ感じで決めるのかと思ったらギャグな感じで変身(ここでも劇場で笑いが起きてました)。必殺技がラブ&ピースフィニッシュというのがまたいいっすね^~
タイトルがBe The Oneなのに劇中で1回もBe The Oneが流れなかった(オルゴールverは流れた)のは残念ですが、EDの「Everlasting Sky」が名曲かつ映画にマッチしていました。
総評:おもしろかったねー!
残念な点を挙げると上述のBe The Oneが流れなかった点とゼブラロストスマッシュは万丈が倒してほしかったこと、ブラッド族の説明が少し不足がちだったことでしょうか。絶滅寸前な理由とかも語られてほしかったけどこれは多分TV本編で語られるでしょう(もしくは小説)。
小学生の感想文みたいな文章になってしまいましたが僕はライダーを見るときは気持ちを小学生に切り替えているので仕方ないですね(言い訳)
ルパパトの方もメチャクチャ面白かったので時間と気力があればこちらも感想を描きたいです。